ご実家が宝塚市にあり、現在は関東にお住まいのF様より、宝塚市営長尾山霊園にあるお墓の墓じまいをご依頼いただきました。
今回の墓所は長尾山霊園の33区。33区は車両通路が比較的狭く、一般的なサイズのクレーントラックでは対象区画の近くまで進入することが難しい場所です。
そこで今回は、車幅が狭く全長も短いシュートタイプのクレーン車を使用しました。墓所の近くまで車両を入れることができたため、墓石をクレーンで直接吊り上げて搬出することができました。
宝塚市長尾山霊園での施工概要
| 霊園 | 宝塚市営長尾山霊園 |
|---|---|
| 区画 | 33区 |
| 墓地面積 | 1.5m × 2m = 3㎡ |
| 石塔 | 洋型石碑(納骨室あり) 約861.6kg |
| 霊標 | 約116.0kg |
| 外柵 | 門柱・玉垣・延石・張石 約1,555.2kg |
| 石材総重量 | 約2,532.8kg |
| 工期 | 1日 |
| 作業人数 | 2名 |
狭い33区の通路に合わせて車両を選定
墓じまいの費用は、墓石の大きさや石材量だけで決まるものではありません。墓所まで車両が入れるか、クレーンが届くか、撤去した石材をどのくらいの距離運ばなければならないかといった搬出条件も工事費用に影響します。
長尾山霊園33区では車両通路が狭いため、通常使用するクレーントラックでは墓所付近への進入が難しい場所があります。
今回は車幅が狭く、全長の短いシュートタイプのクレーン車を使用することで、対象墓所の近くまで車両を進入させることができました。
その結果、撤去した墓石を人力で長い距離運搬する必要がなく、クレーンによる直接搬出が可能になりました。搬出に必要な作業を減らすことができた分は、工事費用にも反映しています。
墓石撤去後に確認されたベタ基礎
石塔や外柵などの石材をすべて撤去すると、墓所の下からコンクリート基礎が現れました。
今回施工した墓所では、区画の一面をコンクリートで覆う「ベタ基礎」が施工されていました。
墓石が建っている状態では、地中の基礎がどのような構造になっているかを外から正確に確認することはできません。墓石を解体して初めて、基礎の厚みや施工方法が分かることもあります。
長尾山霊園では墓石だけではなく、返還基準に沿って地中の基礎コンクリートまで撤去する必要があります。今回もベタ基礎を解体・撤去し、基礎が残っていない状態まで施工しました。
長尾山霊園では工事途中にも管理者の確認があります
長尾山霊園の墓じまいでは、墓石を撤去して整地すれば工事完了というわけではありません。
工事前に入場の届出を行い、施工中も霊園管理者による確認を受けながら工事を進めます。
今回も石材を撤去して基礎部分が確認できる状態になった段階で立会い確認を受け、その後、基礎コンクリートを撤去した状態でも確認を受けました。
確認後に真砂土を入れて墓所を埋め戻し、周囲との高さを調整しながら丁寧に整地します。
工事前から完成まで4段階を写真で記録
長尾山霊園では、墓所返還のために工事状況を写真で記録します。
今回も「工事前」「基礎が確認できる状態」「基礎撤去後」「真砂土による埋戻し・整地完了」の4段階を撮影しました。
工事完了後は退場時の署名を行い、これら4枚の写真を使用した完成届を宝塚市へ提出します。その後、現地管理人による確認を経て墓所の返還完了となります。
宝塚市長尾山霊園で墓じまいをご検討の方へ
同じ霊園の中でも、区画によって道路幅や墓所までの距離、クレーン車の進入可否など施工条件は異なります。
ハナミズキでは、現地調査の際に墓石の大きさだけを見るのではなく、石材量や基礎、車両の進入経路、クレーン作業の可否などを確認し、それぞれの墓所に適した施工方法を検討しています。
また、長尾山霊園で必要となる工事中の立会い確認や、返還に必要な写真の記録・完成届まで、実際の返還手順に沿って対応いたします。
宝塚市長尾山霊園で墓じまいをお考えの方は、お気軽にハナミズキへご相談ください。